【9月16日更新】東京市場休場の中、ドル円は小動き。今週のFOMCを前に様子見ムード広がる
昨日9月15日(月)のドル円相場は、日本が祝日(敬老の日)で東京市場が休場だったこともあり、148円台後半での小幅な値動きに終始しました。市場参加者が少ない中、今週の最重要イベントであるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を前に、積極的にポジションを取る動きは限られました。
昨日のドル円に影響したニュース (2025年9月15日)
東京市場休場で閑散相場、FOMC待ちの姿勢強まる
昨日は東京市場が休場だったため、アジア時間から欧州時間にかけては取引が閑散となり、ドル円は方向感に欠ける展開でした。発表された米国のニューヨーク連銀製造業景気指数は市場予想を上回る良い結果となり、一時的にドルが買われる場面もありましたが、値動きは限定的でした。
これは、市場の関心が今週17日に結果が公表されるFOMCに完全に集中しているためです。インフレ指標が上振れする中、FRBがどのような金融政策判断を下し、今後の見通し(ドット・プロット)をどう示すのかを見極めたいとの思惑から、様子見ムードが非常に強くなっています。
昨日の日米経済指標【全結果】(2025年9月15日)
発表時間 (日本時間) | 国 | 指標名 | 市場予想 | 結果 | 概要 |
---|---|---|---|---|---|
🇯🇵 日本市場は祝日(敬老の日)のため休場 | |||||
21:30 | 🇺🇸 | ニューヨーク連銀製造業景気指数 (9月) | -12.5 | -8.7 | 予想より改善し、景況感の底堅さを示唆。限定的なドル買い要因となった。 |
翌5:00 | 🇺🇸 | 対米証券投資 (7月) | - | 1015億ドル | 長期的なドル需要を示すが、市場の短期的な反応は限定的。 |
日米金利差の動向
FOMCを前に、米長期金利(10年債利回り)は高値圏でほぼ横ばいとなりました。日本の金利も市場が休場だったため変動がなく、日米の金利差に大きな変化は見られませんでした。
日付 | 🇯🇵 日本 10年債利回り | 🇺🇸 米国 10年債利回り | 日米金利差 |
---|---|---|---|
一昨日 (9月12日) | 約 1.59% | 約 4.33% | 約 2.74% |
昨日 (9月15日) | 約 1.59% | 約 4.32% | 約 2.73% |
本日の日米経済指標【全予定】(2025年9月16日)
本日も引き続きFOMCを控えた様子見ムードが続くとみられますが、米国では住宅関連の指標が発表されます。特に住宅着工件数は景気の先行指標として注目されており、予想から大きくかい離した場合は金利が動き、ドル円相場に影響を与える可能性があります。
発表時間 (日本時間) | 国 | 指標名 | 市場予想 | ドル円への影響 |
---|---|---|---|---|
21:30 | 🇺🇸 | 住宅着工件数 (8月) | 134.5万件 | 景気の先行指標。予想を上回ればドル買い、下回ればドル売り要因となり得る。 |
21:30 | 🇺🇸 | 建設許可件数 (8月) | 145.0万件 | 住宅着工の先行指標。着工件数と合わせて住宅市場の動向を見る上で重要。 |
22:15 | 🇺🇸 | 鉱工業生産 (8月) | (前月比)+0.2% | 製造業部門の生産動向を示す。予想外の結果は景気判断に影響を与える可能性。 |
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