【2025年9月2日】ドル円、一時148円台後半へ!9月2日の振り返りと9月3日の重要指標まとめ
昨日2025年9月2日(火)、ドル円相場は一時148円91銭付近まで上昇し、市場の注目を集めました。この記事では、昨日のドル円急騰の背景を経済指標と共に振り返り、本日9月3日(水)に予定されている重要な経済イベントを整理します。
【9月2日(火)の振り返り】日銀副総裁発言が円安を主導
昨日のドル円相場は、終日円安・ドル高の流れが続く展開となりました。最大の要因は、午前中に行われた日銀・氷見野副総裁の講演です。今後の追加利上げに慎重な姿勢(ハト派的)が示されたことで、「日本の低金利政策は当面継続する」との見方が強まり、円売りが活発化しました。
夜に発表された米国のISM製造業景気指数は市場予想を下回る弱い結果でしたが、既に市場の関心は日米の金融政策の方向性の違いに集中しており、円安の流れを止めるには至りませんでした。
昨日の主な経済指標・イベント
発表時間 (日本) | 国 | 指標・イベント名 | 市場予想 | 結果 | ドル円への影響(一般的傾向) |
---|---|---|---|---|---|
08:50 | 🇯🇵 日本 | 8月 マネタリーベース | - | 前年同月比 +2.1% | 円安要因 |
10:30 | 🇯🇵 日本 | 氷見野日銀副総裁 講演 | - | - | 発言内容による(昨日は円安要因) |
23:00 | 🇺🇸 米国 | 7月 建設支出 | 前月比 +0.4% | +0.5% | 円安要因 |
23:00 | 🇺🇸 米国 | 8月 ISM製造業景気指数 | 49.0 | 48.7 | 円高要因 |
【9月3日(水)の展望】米国の重要指標に注目!
本日夜は、今週末の米国雇用統計の先行指標として注目されるADP雇用統計と、米経済の大部分を占めるサービス業の景況感を示すISM非製造業景気指数が発表されます。これらの結果は市場の予想を大きく動かす可能性があり、ドル円相場の変動要因として非常に重要です。
本日の主な経済指標・イベント
発表時間 (日本) | 国 | 指標・イベント名 | 市場予想 | 前回 | ドル円への影響(一般的傾向) |
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21:15 | 🇺🇸 米国 | 8月 ADP雇用統計 | 15.0万人 | 17.7万人 | 円安要因 |
21:30 | 🇺🇸 米国 | 7月 貿易収支 | -780億ドル | -796億ドル | 円安要因 |
22:45 | 🇺🇸 米国 | 8月 総合PMI(改定値) | 50.5 | 50.5 | 円安要因 |
23:00 | 🇺🇸 米国 | 8月 ISM非製造業景気指数 | 52.5 | 52.6 | 円安要因 |
27:00 (翌3時) | 🇺🇸 米国 | 米地区連銀経済報告(ベージュブック) | - | - | 内容による |
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