【2025年9月1日】マーキュリア株価は買い時?業績予測と将来性の研究
こんにちは!個人投資家のための企業分析ブログへようこそ。
今回は、国内外の企業や資産に投資するプライベートエクイティファンド、マーキュリア・インベストメント(証券コード:7347)について深掘りしていきます。
「最近よく聞くけど、どんな会社なの?」「今の株価は割安?今後の見通しは?」といった疑問にお答えします。2025年に大きな飛躍が期待される同社の現状と将来性を、分かりやすく解説していきます!
1.マーキュリアってどんな会社?
マーキュリアは、投資家から集めた資金を元に、まだ上場していない企業(未公開株)や不動産などに投資し、その価値を高めてから売却(EXIT)することで利益を出す「投資ファンド」です。
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主な収益源:
- 管理報酬:ファンドを運用・管理することでもらう手数料(安定収益)
- 成功報酬:投資先を高く売却できた時の利益(業績が大きく変動する要因)
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強み:
日本政策投資銀行や伊藤忠商事との連携を活かした「クロスボーダー(国境を越える)投資」に強みがあり、特にアジア圏での投資実績が豊富です。
2.業績・株価・PERの推移と予測
次に、気になる業績と株価の動向を見ていきましょう。同社の利益は投資先の売却タイミングに左右されるため、年ごとの変動が大きいのが特徴です。
| 決算期 | 営業収益 | 当期純利益 | 年間平均株価 | PER |
|---|---|---|---|---|
| 2022年12月期 | 46.0億円 | 15.6億円 | 582円 | 8.0倍 |
| 2023年12月期 | 58.4億円 | 10.6億円 | 740円 | 15.0倍 |
| 2024年12月期 | 55.7億円 | 5.1億円 | 882円 | 37.2倍 |
| 2025年12月期(予) | 77.5億円 | 20.0億円 | 867円※ | 9.3倍 |
※2025年の株価は9/1時点のものです。
【ポイント】
注目すべきは2025年の業績予測です。複数の大型案件の売却(EXIT)が予定されており、過去最高益レベルへの大幅な増益が見込まれています。
この予想利益に対して現在の株価(867円)で計算した予想PERは約9.3倍。これは過去の平均と比べても割安な水準にあり、業績回復をまだ完全には織り込んでいない可能性があると見ることができます。
3.今後の株価を占う!ポジティブ材料と懸念材料
では、今後の株価はどうなるのでしょうか?業績に影響を与えそうなプラス面とマイナス面を整理しました。
📈 ポジティブ材料(株価上昇の期待)
- 大型案件の売却(EXIT)成功:予定通り大型案件の売却が進めば、巨額の「成功報酬」が計上され、業績と株価を押し上げる最大の要因になります。
- 新規大型ファンドの組成:新たなファンドを立ち上げ資金を集めることができれば、安定収益である「管理報酬」が増加します。
- 円安の進行:海外資産の価値が円換算で増加するため、資産評価額や売却時の利益が拡大する可能性があります。
📉 ネガティブ材料(注意すべきリスク)
- 売却(EXIT)の延期・価格の未達:景気後退や市場の悪化で、予定していた売却が延期されたり、想定価格で売れなかったりするのが最大のリスクです。
- 金利の上昇:投資先の企業の資金調達コストが増え、成長が鈍化する可能性があります。不動産投資にもマイナスの影響が出ます。
- 投資先の経営不振:投資先の業績が悪化すれば、評価損を計上する必要が出てきます。
4.まとめ:マーキュリアは「買い」か?
マーキュリア・インベストメントは、2025年に大きな「収穫期」を迎える可能性を秘めた企業です。
大幅な増益予想に対して現在の株価は割安感があり、今後の大型案件の売却(EXIT)が予定通り進めば、株価は大きく上昇するポテンシャルがあります。
一方で、その業績は市況や景気に左右されやすく、EXITのタイミングがズレ込むリスクも常に考慮する必要があります。
今後の決算発表や、大型案件の進捗に関するニュースに注目しながら、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。

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